打ち子とおぼしき人物-その2
打ち子とおぼしき人物-その2
打ち子とおぼしき人物にあったことがあります。
都内のあるパチンコで。
おぼしきとは、本人が名乗ってなかったからです。
ある人が、打ち子とたたかったからです。
ある人とは、Bさんとしましょう。
では、Aさんとは、だれでしょうか?
Aさんとは、私の直接の知り合いです。スロット仲間です。
Bさんは、Aさんの知り合いで、私の知り合いの知り合いです。
Bさんは、ある店で月に1度の「設定6」のイベントに命をかけていました。
そのイベントは、台ごとの番号の末尾が、ある数字だと「設定6」というイベントでした。
Bさんは、朝はやくから並んで、台にすわり、周りの台をいろいろ様子を見て、「わかった、末尾5の台だー」と思って、そのような台にすわろうとすると、すでに、ほぼ同じメンバーがすわっており、いつも悔しい思いをしていました。
さらに、どうも、朝一から、なにも考えずに、みな「設定6」の台にむかっていくとのこと。
これらの行動から「こいつらは店にやとわれた打ち子」だと、判断したそうです。
ただ、Bさんも、パチンコ店のそういう連中に立ち向かっても、リンチされるのが目に見えているので、ずっとだまっていたそうです。
ある日、Bさんは、Aさんに酒をのみながら、ついに打ち明けます。
「この店どうしようもないんです。そういうワルばかりで」
と。
すると、Aさんは、
「なんだ、そんなことか。俺、極真やっているから、なぐりあい平気ですよ。そいつらけちらしますよ」
とたのもしい返事。
この言葉に勇気づけられたBさん、
「今度、あのイベントの日に、きてください」とAさんに頼みました。
そして、
次の週、Aさんは、私もさそい、Bさんの店にいくことになりました。